NC-WS箔

電解箔と圧延箔の両方の長所 (①電解箔の優れた結晶構造 + ②圧延箔の優れた耐屈曲特性)をあわせ持つ両面光沢箔で、電解銅箔の概念を一変させました。
この特性を生かして、リチウムイオン電池、リチウムイオンキャパシタの電極材として高い評価を頂いております。

製造範囲

6~20μ x 1200 x コイル

特徴

充電・放電時の繰り返しの熱履歴サイクルでの伸縮に耐える特性は圧延箔をはるかにしのぎます。
圧延銅箔に匹敵する両面の平滑性とWS箔特有の結晶構造は、クラックによる破断を回避できます。
幅方向・長手方向で厚みバラツキが少なく、薄箔でありながら長尺コイルが可能です。
メーター幅での製品対応が可能な為に、大幅なコスト低減に寄与できます。

NC-WS箔

表面粗さ(RZ) 粗 面 : 2.5μm以下
光沢面 : 2.5μm以下
質量厚バラツキ コイル内: 3%以下
試験項目
(条件・単位)
常温測定 130℃加熱後測定 150℃加熱後測定
NC-WS箔 圧延箔 NC-WS箔 圧延箔 NC-WS箔 圧延箔
引張り強さ
(N/mm2)
314~323 461 314~323 333 304~314 167
431 245 137
伸び率
(%)
6.9 2 7.10 1.2 8.11 5
1 1.3 4
測定箔種 表面粗さ
μm
硬度
Hv
Rz Ra
圧延箔A 0.5 0.13 128
圧延箔B 0.6 0.1 137
WS箔 光沢面側 1.9 0.2 107
粗面側 1.6 0.14