紫外線の波長ごとに対応した高性能アルミ反射材料です。
特殊な表面処理を施すことにより、生地材やアルマイト材と比較しても高い反射率を有します。
紫外線光源を利用した装置のリフレクターとして照度UPに貢献いたします。

  • ラインナップ
    MIRO-4UVA/B (ドイツ)※2024年廃番
    MIRO-4UVC (ドイツ)※2024年廃番 少量在庫あり
    AX-UVA/B (台湾)
    AX-UVC (台湾)

  • 反射率
    MIRO-4UVA/B および AX-UVA/B 280~380nm  91% ±2.0
    MIRO-4UVC および AX-UVC   250nm     90% ±2.0
  • 用途
    紫外線硬化、検査装置、殺菌・滅菌、空気/空間清浄 等
  • 基本サイズ
    厚さ:0.5mm  巾:1250mm
    (コイル、板:保護テープ貼)
    ※他の板厚につきましては要相談

分光反射率 (MIRO-4UVA/B、MIRO-4UVC)

分光反射率 (AX-UVA/B、AX-UVC、アルマイト仕上げ)

■紫外線波長 で高い反射効率を実現

・MIRO-UVシリーズはアルミ反射板として世界シェア No1のドイツ ALANOD社の紫外線専用反射板です。※2024年廃番

・AX-UVシリーズはドイツの技術を継承した台湾 ALANOD Xxentria社の紫外線専用反射板です。

・紫外線を利用する様々な機器において、反射板による光源効率UPで設計品質の向上に貢献します。

※波長により反射板の種類が異なります。
 効率を十分に発揮するためには適切な材料の選定が必要になります。

■ 紫外線の光源による関連部材の劣化懸念を”MIRO”で解決

・紫外線は紫外線硬化や殺菌用途で期待できる反面、関連部材の劣化や人体への影響も懸念される波長です。

・”MIRO-UV”および”AX-UV”は特殊な蒸着処理がされており紫外線劣化への耐性があります。
(下記「環境テストレポート」参照)

・加工性の高い ”MIRO-UV”および”AX-UV” で光源の光漏れを防ぐ構造に設計することにより、光源の効率が高くなることのほかにも、関連部材の保護や人体への悪影響も解決できます。

環境テストレポート (テスト前とテスト後の反射率比較表)

■ 多様な設計対応を可能にする良好な加工性

・紫外線は様々な用途で求められており、装置の設計も多様性が求められます。

・MIRO-UVおよびAX-UVの基材は金属のアルミのため、アルミと同等の良好な加工性があります。光源を効率よく反射する形状へ容易に加工できます。 (下記、 「反射板(MIRO)断面図」 参照)

・当社では加工もご対応します。
(切断・レーザー・タレパン・ベンダー・ロール・プレスなどご相談ください)

※表面処理されているため、‟絞り加工”は要相談

反射板(MIRO)断面図
反射板(MIRO)断面図

加工例

曲げ加工

ロール加工

■ 参考

紫外線とは(ultraviolet)

目で見ることができない400nm以下の短い波長の電磁波です。
波長によりUVA・UVB・UVCの3種類に分けられ、それぞれ利用用途が異なり、様々な分野で活用されています。
太陽光に含まれる紫外線の中で、地表に届くのはUVA~UVB、人体に特に有害なUVCは大気層に吸収され地表には届かない波長です。

紫外線の種類と利用用途
波長による別の呼び方